元湯温泉
大出館

   

大出館  「元湯温泉」は名前の通り塩原温泉発祥の地。江戸時代には「元湯千軒」と呼ばれたほどの大きな温泉地だったそうです(実際には八十四軒)。しかし、大地震の際の山津波でほとんどの家が埋没し、今、残るのは3軒の宿のみ。静かな山の湯治場と言った雰囲気です。
 この「大出館」には日本でただ1つと言われる「墨の湯」があると聞き、この湯に浸かりたくなりました。

        

 湯治場の雰囲気を残す宿らしく?2つの浴室が混浴となっています(女性専用の浴室もあります)。
 ここは混浴内湯。手前の湯船が「平家かくれの湯」。奥は「御所の湯」です。「墨の湯」の他は「五色の湯」と言われ、天候などで色が変わるそうですが、この日の湯は白みのある緑色でした。「平家かくれの湯」は適温でしたが、「御所の湯」はけっこうな熱さ。長湯はできそうもありませんでした。湯を口に含むと、適度な塩分でお・い・し・い!と、思いかけた頃、苦みが広がってきました。あまりおいしい湯ではありませんでした。
平家かくしの湯・御所の湯

            

岩の湯  内湯の奥にあるのが露天風呂「岩の湯」。高台にあるので、元湯温泉を一望することができ、開放感たっぷりです。でも、湯は熱くてのんびりと長湯できなかったのが残念です。

            

 こちらは家族風呂の「藤の湯」。小さい湯船ですが、鍵をかけることができるので、ゆったりとしたいときにはこちらに浸かるのもいいかも知れません。 藤の湯

              

墨の湯・鹿の湯  そして一番の楽しみにしていたのがこの「墨の湯」。浴室に入ると、やはり、その色に目を奪われます。東京の黒湯には慣れているhiroですが、黒湯の澄んだ黒とは違って(重油のような黒湯もありますが…)、白っぽさのある黒。半紙に書かれた墨の黒を思い起こさせました。おそるおそる湯に浸かると、「五色の湯」とは違って、ぬるめの湯。すべすべ感は無いのですが、肌にまとわりつくような柔らかさを感じました。いつまでもこの湯に浸かっていたいと思いながら、しばし、ぼーっとしていました。
 「墨の湯」は混浴で、この湯船でしか浸かることができません。そのためか、20時〜21時は女性専用となっています。宿泊しなければなりませんが、女性ものんびりとこの湯に浸かることができるそうです。

                

泉  質
泉  温
風呂の種類 混浴露天風呂 女性専用露天風呂 混浴内湯 女性専用内湯
家族風呂
設備等 駐車場
所在地 栃木県那須郡塩原町湯本塩原102
電  話 0287−32−2438
交  通 東北自動車道 西那須野塩原I.C.から23km、車55分
営業時間
(日帰り入浴)
10時〜15時
料  金 入浴¥600
(01.6)(05.12)(09.6)

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