休暇村 田沢湖高原

鶴の湯温泉、黒湯温泉、孫六温泉、妙乃湯温泉、大釜温泉、蟹場温泉、休暇村と七湯ある乳頭温泉郷。以前訪れた時、工事中だったためにただ１つ未湯となっていた休暇村の湯に浸かることができました。 　休暇村らしくきれいで、設備の整った施設は乳頭温泉郷の他の宿とは違った雰囲気。湯治場といった風情が気になる人は、休暇村に泊まるといいと思います。

浴室は３階にあります。手前に１７〜８人ほどが浸かれる湯船。奥に５〜６人が浸かれる湯船の２つだけのシンプルな造り。 　驚いたのは２つの湯船の色が違うことです。手前の湯船には赤みを帯びた湯があふれ、奥には乳白色の湯が溢れています。分析表を見ると、緑色の湯は「乳頭の湯」と呼ばれ、ナトリウム−炭酸水素塩泉で、独自源泉のようです。奥の乳白色の湯は「田沢湖高原温泉」を引湯しています。「乳頭の湯」をちょっと口に含んでみると、ほのかに油臭のする個性的な湯でした。湯の中には細かな赤い湯の花が舞い、湯船の縁は真っ赤に染まっていました。

露天風呂は１０人ほどが浸かれる大きさ。乳白色の「田沢湖高原温泉」の湯が溢れています。乳白色の湯の中には細かな白い湯の花がたくさん舞っています。林の中に佇み、静かに高原の風を感じながら湯を楽しむことができました。

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