蔵王温泉
大露天風呂

蔵王高湯とも呼ばれた蔵王温泉。福島の高湯温泉、米沢の白布高湯（白布温泉）と共に奥州三高湯と言われた歴史ある温泉です。 　一度は浸かってみたかった蔵王温泉ですが、今回は有名な「大露天風呂」の湯に浸かってきました。「大露天風呂」は蔵王の温泉街の中でも一番高い場所にあります。訪れたのが連休だったせいもあるかも知れませんが、駐車場に車を停めるにもかなりの時間がかかるほどの混みようで、人気の高さがうかがえる温泉です。駐車場の目の前の門が入口になっており、階段を下りて行きます。

階段を下りて行くと、目の前に川と一体になった男性用の露天風呂が見えます。脱衣所の中まで丸見えですが、恥ずかしいという以前にその開放感がたまりません。女性用は男性用に奥にあるので、見えてしまうという心配はありません。ご安心を！ 　さっそく服を脱いで湯船へ。上下２段になった岩造りの湯船、というよりも川の中で浸かっているような感じです。湯船は全部で５段あるそうなので、女性用に３段あることになります。男女合わせて２００人が浸かることができるそうですが、それでも満員状態。人が少ない時にじっくりと浸かってみたいと思ったのでありました。 　上の段の湯船には透明感ある白く濁った湯があふれ、ちょっと熱めです。下の段には上の段からあふれた湯が流れ込み、ちょっとぬるめ。酸化しているのか、乳白色の湯になっています。湯に浸かるとまったりとした感じで、すべすべ感があります。湯を口に含むと、強烈な酸味で、歯が溶けてしまいそうな感じでした。後で分析表を見てみると、ｐH1.4という強烈な酸性泉であることが分かり、納得。

湯船のそばには、源泉が湧き出ているところがありました。

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