湯ノ倉温泉
湯栄館

	湯ノ倉温泉は国道３９８号線の温湯温泉から林道を３kmばかり進んだところに車を置き、後は２０分ほど歩いて行く、ランプの宿です。 　最初は川沿いに歩いて行くんだろうと思っていたのですが、山を１つ越していく感じで、前半はけっこうきつい登りが待っています。半分ほど歩くと後は緩やかな下り。川の音が聞こえてくると、湯ノ倉温泉はもう目の前です。

宿には男女別の内湯があります。ちょっと小さめのもの。無色透明の湯があふれています。浴室の目の前は川ですが、眺望はよくありません。この浴室の前を通って露天風呂に行くためか、女性用の内湯の窓には葦簀がかけてあります。女性用の内湯は暗いのではないかと思いました。

宿からちょっと離れたところに有名な川沿いの混浴露天風呂があります。一応男女別に脱衣所もあるのですが、湯船からは離れているので、裸で湯船まで歩いて行かねばならず女性にはつらいかも。 　湯船は広く、ゆったりと湯に浸かることができます。けっこう熱めの湯ですが、広い湯船の中で自分好みの場所を見つけるのも楽しいもの。川の流れと、ときおり鳴くセミやカジカの声を聞きながらの湯は最高でした。しばし、時間を忘れてぼーっとしていました。

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