岩下温泉
岩下温泉旅館 旧館

山梨市と春日町との境にある岩下温泉。甲州で最古の歴史を持つ温泉です。国道１４０号線からちょっと狭い道を入っていきます。岩下温泉には新館と旧館がありますが、日帰り入浴できるのは旧館のみ。でも、この旧館は味のある素晴らしいところでした。

有名な半地下？にある源泉浴槽です。玄関から廊下を歩いて行くと右手の階段を下りたところにこの源泉浴槽。左手に加熱浴槽のある浴室があります。この源泉浴槽には脱衣所はないので、浴室で服を脱ぎ、廊下を渡って階段を下りなければなりません。混浴でもあり、女性にはつらいかな。 　 この時期、湯？は冷たく、３０度くらい。でも、長い時間浸かっているとじっくりと体が温まってきました。クラシカルでいい雰囲気を味わってきました。

こちらが加熱浴槽のある浴室です。手前にあるのが源泉。奥に加熱した湯が満たされています。湯は無色透明で、柔らかい肌触りでした。源泉で冷えた体を温め、再び源泉に浸かる。これを何回か繰り返していると、何ともいい気持ちになってきました。

湯から出て何げなく建物を見ると、なんと瓦には「湯」と「温泉」の文字が。とても手の掛かった建物です。ご主人と話をしましたが、話好きな方で、宿の由来などを話していただきました。 　 旧館の浴室は明治６年頃の建築。玄関付近でも昭和１５年頃の建築と、とても年期の入ったものです。これも昔の方が温泉を大事にし、ずっと守っていこうという心の現れなのでしょうか。そのためにいい材料を使って建て、現在も昔の姿を保っていられているそうです。	こちらは新館。１０年ほど前までは旧館で営業していたそうですが、現在、宿泊は新館のみ。旧館に宿泊できないのは残念です。 　 なお、新館には源泉がないので、宿泊して源泉に入りたいときは旧館に行く必要があります。

戻る　　山梨の湯めぐり　　次へ

hiroの湯めぐり日記 ホーム　　温泉銭湯　　日帰り温泉　　湯めぐり旅