別所温泉
臨泉楼 柏屋別荘

       

柏屋別荘  以前、別所温泉の大師湯を訪れた時に泊まってみたい!と思った臨泉楼 柏屋別荘。木造4階建の落ち着いた宿です。今回ちょっと奮発して宿泊してきました。外観は以前の昔ながらの歴史を感じさせるものですが、6年前に改装されたそうで、とても清潔で気持ちよく利用することができます。
 宿に着くと「一服茶席 やまつつじ」でお茶を振る舞われます。その時、「小物入れにどうぞ」と、巾着を頂けたりと、ちょっとした心遣いがうれしくなってしまいます。
 館内はきれいに改装されてはいるものの昔ながらの造り。しかも斜面に建ち、客室はいくつかの離れにあるので、体の不自由な方には不便かもしれません。
 なお、すぐそばに「柏屋本館」という宿もありますが、以前は本当に柏屋別荘の「本館」だったそうですが、かなり昔に手放し、現在は関係のない宿だそうです。
ロビー 館内

 

きよすみ きよすみ室内
 お茶を頂いた後に案内された部屋は川端康成が宿泊し、花のワルツを執筆したという特別室。柏屋別荘の最上階?にあたる場所にあり、ワンフロア貸切!8畳2間の間取りに、渡り廊下を渡った先に専用の露天風呂もあるという、何とも豪勢な部屋でした。でも、残念だったのは、部屋の風呂の湯が温泉ではなかったこと。
 柏屋別荘はつつじ庭でも有名だそうで、窓からはつつじ庭を望むことができます。つつじの頃はきっと素晴らしいことだと思いました。
 なお、この部屋だけは手を加えられておらず、柱や木枠の窓は以前のままで宿でも特別に扱っているようでした。
渡り廊下 専用露天風呂

          

内湯  浴室に入って驚くのが、洗い場が畳み敷きだと言うこと。本当にここに湯を流していいの?と思ってしまいますが、い草でできた畳ではないとのことで普通に湯を流していいとのことです。座ってみると、石や木張りの洗い場と違ってやわらかく、暖かみのある、何とも言えない感触でした。
 湯はわずかに白っぽく濁りがあります。湯口からはわずかに玉子臭のする、飲泉できる湯がちょろちょろとかけ流しになっていますが、循環しているようで源泉のよさが損なわれているのが残念でした。

         

 内湯の外には岩造りの露天風呂があります。7〜8人が浸かれる大きさです。こちらはちょっと熱めで、湯量も多く、玉子臭のする湯を楽しむことができました。 露天風呂

                           

貸切風呂  館内には造りの違う家族風呂が3カ所あります(別料金)。清掃中の浴室を覗かせていただきました。
 湯はかけ流しのようで、こぢんまりした浴室は家族などでゆったりと湯に浸かるのによさそうです。

                             

内湯タイル 内湯タイル
 浴室には改修前の浴室に使われていたタイルが大切に飾られています。どれも同じように見えますが、よく見ると1枚1枚わずかに違う手作りのタイル。柏屋別荘を訪れたら、よく見て欲しいと思います。

            

食事処  食事は部屋ではなく、個室の食事処で頂きます。部屋で頂くのもよいですが、落ち着いた雰囲気で頂く食事は雰囲気も変わっていいものです。
 夕食は懐石風のもの。出来たてを頃合いをみはらかって出して下さる手の込んだ食事は、とてもおいしく頂くことができました。
夕食

              

泉  質 単純硫黄泉
泉  温 53.1度
風呂の種類 男女別内湯 男女別露天風呂 家族風呂
設備等 駐車場
所在地 長野県上田市別所温泉1640
電  話 0268−38−2345
交  通 上田交通別所線 別所温泉駅から徒歩10分
営業時間
(日帰り入浴)
13時〜20時
休業日 休みなし
料  金 入浴¥1000(2時間) 家族風呂¥2000(1時間30分)
宿泊¥15000〜
(03.3)

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