奈川温泉
富喜の湯

奈川から乗鞍高原温泉、白骨温泉を通り、安房峠（中の湯）へ抜ける上高地乗鞍スーパー林道A区間の入口に湧くのが奈川温泉です。この道路は「林道」と名のつくものの全線舗装された道路で走りやすく、景色のいい道路です。でも通行料はちと高く、全線を走ると￥１８４０もかかってしまう、金食い虫の道路ですが、一度は走ってみたい所です。 　「富貴の湯」は静かな山の宿といった雰囲気で、ゆっくりと滞在したくなる雰囲気です。

玄関のすぐそばにあるのが露天風呂です。露天風呂といっても屋根がかかった半露天風呂といったもので、８人ほどが浸かることのできる石造りの湯船があります。 　ちょっと赤みを帯びた湯があふれています。ぬるめの湯に浸かると、湯船の底から赤い湯の花が浮かんできました。ちょっとつるつる感のある湯で、湯口の湯を口に含むと、金気味と共に炭酸を感じました。

露天風呂とは離れた、宿の奥に内湯があります。こちらにはカランもあり、体を洗うならこちらを利用することになります。 　内湯の湯船は１０人以上が浸かることのできるタイル張りのもの。温泉分析表では同じ湯のようですが、循環しているらしく無色透明の湯でした。湯に浸かるなら、露天風呂の方がお勧めです。 　男女別の内湯の隣には家族風呂もありましたが、鍵がかかっていて見ることができませんでした。

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